リハビリテーション

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リハビリテーション

リハビリテーション

リハビリテーションの語源は、ラテン語でre(再び)+habilis(適した)、すなわち「再び適した状態になる」「適応」「役立つ」「生きる」といった意味を有する用語です。
リハビリテーションは個々の生活を構築させていく過程に様々な手段を用いてアプローチを行います。
当院では子どもから高齢者までの幅広い年齢層を対象とし、その人らしい生活を実現するために地域密着型のリハビリテーションを提供しております。

リハビリテーションスタッフ

リハビリテーションスタッフ

理学療法士2名(常勤)
言語聴覚士1名(非常勤)

疾患別リハビリテーション

疾患別リハビリテーション
脳血管等リハビリテーション
疾患別リハビリテーション
運動器リハビリテーション

対象疾患

脳血管等リハビリテーション

脳血管等リハビリテーション

脳梗塞、脳出血、くも膜下出血、脳外傷、脳炎
パーキンソン病、多発性硬化症、末梢神経障害などの神経疾患
脊髄損傷、脊髄腫瘍など

運動器リハビリテーション

運動器リハビリテーション

変形性股関節症、大腿骨頸部骨折術後、変形性膝関節症、
変形性脊椎症、腰部脊柱管狭窄症、椎間板ヘルニア、後縦靭帯骨化症、
肩関節周囲炎、スポーツ障害など

小児リハビリテーション

小児リハビリテーション

脳性麻痺、二分脊椎症、ダウン症、発達性協調運動障害、自閉症スペクトラム症、注意欠陥多動性障害、運動発達遅滞、言語発達遅滞など

呼吸器リハビリテーション

呼吸器リハビリテーション

慢性閉塞性肺疾患(COPD)、肺気腫、気管支喘息、気管支拡張症、間質性肺、塵肺、びまん性汎気管支炎、肺結核後遺症、Duchenne 型筋ジストロフィー、筋萎縮性側索硬化症で呼吸不全を伴う症状など

理学療法(Physical Therapy)

理学療法とは、病気、けが、高齢、障害などによって運動機能が低下した状態にある人々に対し、心身の両面から運動機能の維持・改善を目的に運動、温熱、電気、水、光線などの物理的手段を用いて行われる治療法です。その中には日常生活の改善指導や社会生活のための福祉用具、住宅環境、在宅ケアの調整なども含まれます。また、障害を持つ人に限らず、健康増進・維持を目的に理学療法を通じて指導や助言を行います。

理学療法士(Physical Therapist)は基礎医学や病状、理想的な身体の動きを踏まえて最適な治療プログラムを作成します。
筋力やバランス、持久力などの身体機能を改善する目的に運動療法を行います。
身体機能に合わせて「起き上がる」「立つ」「歩く」など生活の基本的な動作能力の改善を行います。
生活を快適に送るためにその人に合わせた杖等の補助具の提案、福祉機器の利用方法や住宅改修のアドバイスを行います。

子どものリハビリテーション(小児リハビリテーション)

子どものリハビリテーション(小児リハビリテーション)
子どものリハビリテーション(小児リハビリテーション)
子どものリハビリテーション(小児リハビリテーション)

子どものリハビリテーションは、生まれつきの身体機能、知的、発達に障害を持つお子様、後天性の脳損傷などを持つお子様、小児整形外科疾患(先天性内反足、先天性股関節脱臼など)など幅広い疾患に対してのリハビリテーションを行います。
子どもはまだ成長段階であること、自己治癒力が高いなどの特徴があり、その子の持つ可能性を広げることを大切にし、ご家族と協力しながらリハビリテーションを実施しています。ご家族にもリハビリテーションへ参加いただき、ホームエクササイズ、介助指導などを行っております。

子どものリハビリテーション(小児リハビリテーション)

「片足で立てない、よく転ぶ」などのお子様の様々な悩みに対しても、アクティビティを通して楽しくトレーニングをしています。

子どものリハビリテーション(小児リハビリテーション)

お子様の症状に合わせて医師・義肢装具士と相談し下肢装具やインソール、座位保持装置などの作成を行っています。
装具・インソールを希望される方は木曜日午後に当院受診をお願いします。
車いす・座位保持装置・カーシートを希望される方は水曜日午後に当院受診をお願いします。
※受診は要予約

インソールの費用について

1,医療保険で作製する場合

1,医療保険で作製する場合

完成後に医師が装具証明書をお書きします。
完成時に費用をいったん全額負担していただきます。
医療保険の種類で異なりますが、7割が支給されます。
乳児医療が適応される場合は、さらに3割が支給されます。(合計で10割)
ただし、支給までは時間がかかります。

2,身体障害者手帳を利用する場合

2,身体障害者手帳を利用する場合

福祉事務所に申請して、許可がおりてから作製することになります。
費用負担は所得によって差があります。

呼吸リハビリテーション

呼吸リハビリテーションとは、呼吸器に関連した病気を持つ患者様が、可能な限り疾患の進行を予防あるいは健康状態を回復・維持するため、医療者と協働的なパートナーシップのもとに疾患を自分で管理して、自立できるよう生涯にわたり継続的に支援していくための医療です。(2018年 呼吸器リハビリテーションに関するステートメントより)

呼吸リハビリテーションの目的

呼吸リハビリテーションの目的
呼吸リハビリマニュアル-運動療法-第2版より引用

日常生活に支障をきたすと、運動や外出する機会が減り、食欲や筋力も低下します。その結果、いざ動こうとすると、さらに呼吸困難が強くなるという悪循環を生じてきます。(下図)。その悪循環を断ち切ることが呼吸リハビリテーションの目的です。

呼吸リハビリテーションの効果

呼吸リハビリテーションの効果としては下記のようなことが科学的に証明されています。

◎息切れが改善する

◎運動に耐えるために必要な能力(運動耐容能)が改善する

◎身体活動量が増加する(身の回りのことができるようになる、外出ができる)

◎不安、抑うつが軽減する

当院での呼吸リハビリテーション

息切れ・咳・痰などが強い患者様が、より楽に動作し、より自立した生活を送れるように筋力などの運動機能の改善、効率の良い呼吸法や動作方法、痰の出し方などを練習します。また、トイレや着替え、入浴などの日常生活動作において呼吸困難感の軽減を図るために、動作に合わせた呼吸方法や動作と休息のタイミング、酸素消費の少ない効率的な動作を獲得するための訓練を行います。
慢性呼吸器疾患が原因で嗄声(声がかすれる)・声量低下(声が小さくなる)や摂食・嚥下障害(水分や食事がうまく飲み込めない、よくむせる、食欲がなく体重が減少する等)を認めることがあります。それらの改善のため発声訓練、発声・発語器官の運動訓練、呼吸訓練、嚥下訓練等を言語療法士と行います。